福島県南東部の沿岸(浜通り地方)に位置する「いわき市」。
福島県内最大の面積とトップクラスの人口を誇るこの街は、東北地方でありながら「雪がほぼ降らない」「日照時間が日本トップクラス」という、まるで南国のような温暖な気候が特徴です。
今回は、そんな “東北のハワイ” とも称されるいわき市の魅力を、観光・グルメ・歴史の3つの視点からご紹介します。
いわきが誇る「2大必見スポット」
いわき市を訪れるなら、絶対に外せないのが海と温泉を楽しめる大型レジャー施設と、日本屈指の体験型水族館です。
スパリゾートハワイアンズ
映画『フラガール』の舞台としても有名な、日本のフラ文化発祥の地です。ドーム内は年中28℃に保たれ、広大なプールやウォータースライダー、そして圧巻のポリネシアンショーが楽しめます。敷地内には豊富な湯量を誇る「いわき湯本温泉」も引かれており、遊びと癒やしが一度に手に入ります。
アクアマリンふくしま(福島県環境水族館)
小名浜(おなはま)港にあるこの水族館の最大の見どころは、福島沖の海を象徴する「潮目の海」を再現した巨大な三角トンネル水槽です。黒潮と親潮が交わる豊かな海を五感で学ぶことができ、建築物としても非常に美しいデザインをしています。
絶品!海と太陽の恵み「常磐もの」
いわき市は食の宝庫でもあります。特に親潮と黒潮が交わる豊かな漁場で獲れる水産物は「常磐もの(じょうばんもの)」と呼ばれ、東京の築地・豊洲市場のプロたちからも高く評価されています。
- メヒカリ(目が大きな深海魚): いわき市の「市の魚」。唐揚げにすると、外はサクサク、中はふっくらジューシーで骨まで美味しく食べられます。
- カツオ: 黒潮に乗って北上するカツオは、いわきの夏の風物詩。新鮮なタタキをニンニク醤油や生姜でいただくのが地元流です。
- サンマ: 秋の味覚の代表格。小名浜港をはじめ、新鮮なサンマが水揚げされます。
また、年間2,000時間以上という長い日照時間を活かした「トマト」などの農産物も非常に甘く、美味しく育ちます。
国宝から炭鉱の歴史まで
いわき市は、深い歴史と文化が重なり合う街でもあります。
- 白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう): 福島県内で唯一の国宝建造物です。平安時代末期に建てられた美しいお堂と、四方を池に囲まれた美しい「浄土庭園」は、四季折々(特に秋の紅葉)に見事な景色を見せてくれます。
- 炭鉱から観光への奇跡の復活: かつて本州最大の炭鉱「常磐炭田」として日本のエネルギーを支えていた歴史があります。エネルギーの主役が石炭から石油へ移る逆境の中、知恵と情熱で誕生したのが現在のスパリゾートハワイアンズであり、そのドラマは今も街の誇りとして語り継がれています。
旅のアクセスデータ
東京からでも、週末の1泊2日旅行にちょうどいい距離感です。
| 移動手段 | 出発地 | 所要時間 |
| 鉄道(JR常磐線) | 東京・品川駅から特急「ひたち」 | 約2時間(いわき駅着) |
| 自動車(常磐自動車道) | 三郷JCT(東京方面)から | 約2時間30分(いわき中央IC) |
青い海、心地よい温泉、そして美味しい魚。東北でありながら南国の開放感を味わえるいわき市へ、ぜひ足を運んでみませんか?


