山梨県東部に位置する大月(おおつき)市。
古くから甲州街道の宿場町として栄え、現代でも鉄道・高速道路の分岐点として「交通の要衝」の顔を持っています。しかし、大月市の真の魅力は、その優れたアクセス性の中に息づく「圧倒的な自然と歴史のコントラスト」にあります。
大月市の魅力をいくつかの切り口でご紹介します。
都心から1時間!抜群のアクセス性
大月市は、東京圏で暮らす人々にとって「もっとも身近な大自然」の一つです。
- 鉄道: JR中央本線の特急を利用すれば、新宿駅から約1時間で大月駅に到着します。また、富士山観光の玄関口である「富士山麓電気鉄道 富士急行線」の始発駅でもあります。
- 車: 中央自動車道の大月ICがあり、都心からのドライブや山梨・長野方面へのアクセスもスムーズです。
この利便性から、週末のハイキングはもちろん、近年ではワーケーションや移住先としても注目を集めています。
富士山を望む「秀麗富嶽十二景」とアウトドア
大月市を語る上で外せないのが、市内から望む美しい富士山の絶景です。市域からは、富士山が美しく見える12の山々(20峰)が「秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)」として選定されています。
- 岩殿山(いわどのさん): 大月駅のすぐ目の前にそびえる、市のシンボル的な岩山です。かつては難攻不落の山城(岩殿城)があり、戦国時代の歴史を感じられます。山頂からの富士山の眺めは圧巻で、初心者でも比較的登りやすいため人気です。
- 高川山・扇山など: 初心者から本格的な登山者まで楽しめるバリエーション豊かなトレッキングコースが整備されています。
また、日本三大奇橋の一つに数えられる「猿橋(さるはし)」も有名です。広重の浮世絵にも描かれたこの橋は、橋脚を一切使わず、両岸から張り出した「刎木(はねぎ)」によって支えられている独特の構造を持ち、新緑や紅葉の季節には多くの観光客で賑わいます。
郷土の味「おつけだんご」
大月市のローカルグルメといえば、どこか懐かしい郷土料理「おつけだんご」です。
おつけだんごとは?
味噌仕立ての汁に、旬の地元野菜と、小麦粉を練って作った「だんご」を入れた料理です。大月市では昔から一般家庭で食べられていたおふくろの味で、「大月(おおつき)」の「おつけ」をかけたネーミングとともに、ご当地グルメとして愛されています。
肌寒い季節の登山や観光の後に食べるおつけだんごは、体に染み渡る美味しさです。
桃太郎伝説が眠る街
実は大月市には、誰もが知る童話「桃太郎」の伝説が深く息づいています。
市内には伝説に由来する地名が数多く残されています。
- 鳥沢(とりさわ): キジが仲間になった場所
- 犬目(いぬめ): イヌが仲間になった場所
- 猿橋(さるはし): サルが仲間になった場所
- 岩殿山: 鬼が住んでいた「鬼の岩窟」があるとされる場所
おなじみの物語を想像しながら、ゆかりの地を巡る歴史ハイキングも大月市ならではの楽しみ方です。
まとめ:日常から一歩で、非日常の自然へ
大月市は、都会の喧騒からほんの少し足を伸ばすだけで、息をのむような富士山の絶景、豊かな歴史、そして温かい郷土料理に出会える街です。
今週末、ふらっと「中央線で行ける大自然」へ出かけてみませんか?


