長野県小諸市は、浅間山の麓に広がり、千曲川が流れる自然豊かな城下町です。古い歴史を持つこの土地には、武将ゆかりの地や、地域の人々に長く信仰されてきた魅力的な神社が数多く存在します。
小諸を訪れた際にぜひ立ち寄りたい、おすすめの神社(および番外編の有名寺院)をまとめた記事を作成しました。
【歴史と自然を巡る】長野県小諸市のおすすめ神社ガイド
小諸市の神社は、かつての小諸城(現在の懐古園)の歴史を色濃く残すスポットから、雄大な自然を感じられる山間部の古社まで、多彩な魅力を持っています。街歩きや自然散策と合わせて訪れたい、代表的な神社をご紹介します。
1. 懐古神社(かいこじんじゃ)
小諸のシンボルである「小諸城址 懐古園」の本丸跡に鎮座する、小諸観光の中心となる神社です。
- 歴史と御祭神:明治時代に小諸城が役割を終えた後、荒廃を憂いた旧小諸藩の士族たちによって創建されました。学問の神様である「菅原道真公」、火の神様「火之迦具土命(ひのかぐつちのみこと)」、そして歴代の小諸藩主の霊が合祀されています。
- 見どころ:社殿の傍らには、武田信玄の天才軍師・山本勘助が愛用したと伝わる「鏡石」が置かれています。また、神社の池を泳ぐ色鮮やかな錦鯉と、秋に見られる周囲の紅葉とのコントラストは見事です。
2. 小諸鹿嶋神社(こもろかしまじんじゃ)
懐古園のすぐ北側、見晴らしの良い高台(鹿島曲輪)に位置する古社です。
- 歴史:小諸城の天守を築いたとされる戦国武将・仙石氏からの崇敬が厚かった神社です。神社のある場所が城より高い位置にあったため、この一帯は「鹿島山」とも呼ばれました。
- 見どころ:境内には、7世紀後半〜8世紀初頭のものと推測される横穴式石室(古墳)が残されており、古代から神聖な場所であったことが伺えます。南側と西側は崖になっており、千曲川や立科町方面を望む素晴らしい景色が広がります。
3. 菱野健功神社(ひしのけんこうじんじゃ)
小諸市の山間部、菱野地区の静かな環境に鎮座する地元の氏神様です。
- 見どころ:急な坂を登りきった先にあり、鳥居の前からは白く雪化粧をした浅間山を美しく望むことができます。社殿に施された見事な彫刻も必見です。近くにある高峰山への登山前に安全祈願で立ち寄る方や、素晴らしいロケーションを求めて御朱印巡りに訪れる参拝客にも人気を集めています。
【番外編】布引観音 釈尊寺(ぬのびきかんのん しゃくそんじ)
こちらは神社ではなく「天台宗の寺院」ですが、小諸の歴史的・スピリチュアルな名所を語る上で絶対に外せないスポットです。
- 特徴:ことわざ「牛に引かれて善光寺参り」の伝説発祥の地として全国的に知られています。
- 見どころ:駐車場から険しい山道を15分ほど登ると、断崖絶壁の岩窟にすっぽりと収まるように建つ観音堂(国の重要文化財)が現れます。そこから見下ろす千曲川や浅間山のパノラマ絶景は、登山の疲れを吹き飛ばすほどの美しさです。
小諸での神社巡りのポイント
小諸の神社はアップダウンのある地形に点在していることが多いため、歩きやすい靴で散策することをおすすめします。参拝の後は、名物の「信州小諸そば」を味わったり、開湯800年の歴史を持つ「中棚温泉」や「菱野温泉」で一息ついたりするのも小諸ならではの楽しみ方です。


